蜂窩織炎

蜂窩織炎イメージ蜂窩織炎(ほうかしきえん)とは、原因菌が皮膚の奥深く(真皮深層、皮下組織、筋膜)に侵入することによって発症する感染症であり、急激な化膿性炎症が起こります。
黄色ブドウ球菌やA群β溶連菌が原因となることが多いですが、その他の原因菌も確認されています。
蜂窩織炎を治療せずにいると、壊死性筋膜炎という重症感染症になる可能性があるため、速やかに受診をお願いします。
なお、他人に感染することはありませんのでご安心ください。

原因

一般的に、人間の皮膚は異物や細菌が侵入しないように守られていますが、免疫力の低下や切り傷、ひっかき傷、毛包炎、やけど、手術痕、水虫などで皮膚が損傷すると、体内に入り込んだ細菌が皮下組織に移動して発症すると考えられています。また、猫や犬などの動物に咬まれた際に細菌が侵入して発症することもあります。
なお、皮膚に傷がない状態で発症することもあります。具体的には、リンパ浮腫や慢性静脈不全などの血液感染や骨髄炎によって、原因菌が皮膚に侵入して二次感染が起こるケースが該当しますので注意が必要です。

治療

ひとまずはセフェム系薬剤を優先的に使用することが一般的です。
軽症の場合はこうした内服薬で治療効果が現れますが、急激な症状の拡大や高熱などの深刻な症状が起こっているようなケースでは、連携する高度医療機関にお繋ぎしております。
また、不快感やむくみを軽減するために、冷たく濡らしたドレッシング剤を患部に当てて冷やすことや、患部を高い位置で固定します(足であれば下肢挙上)。
抗菌薬療法を数日間実施すると症状が改善されることがほとんどですが、細菌が死滅しても体内の免疫反応が消えずに症状が長期化するケースもあります。

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